キューバと合衆国が国交正常化交渉を始めました。このニュースについてはキューバ人はおおむね歓迎しているようです。キューバ国内に合衆国が様々な形で入ってゆけば人々の暮らしは良い意味でも悪い意味でも劇的に変化するでしょうね。数年後、変わった後のキューバにもう一度行ってみたい気もします。
今回の動画は「ハバナ・ブルース」というキューバを舞台にした映画の挿入歌です。ハバナで歌手を夢見る二人の青年の逞しく生きる姿が印象的な映画です。同時に、かの国では自分たちの思想や信念を貫くのがいかに困難かということがわかります。
曲名は日本語に訳すと「孤独の砂」。映像は映画のワンシーンで、人々が合衆国へ亡命するシーンも含まれています。ちなみにここで歌っているのは役者であり、実際の歌声は別人、つまり口パクだという話をどこかで聞いたような。
目的地も、信念を失わないように示す
確かな道標さえないままで
もう一度始めるのか
過去のことを考えずに
この痛みから逃れられるのか
信仰が脈打つことのない心で
どれくらい耐えられるというのだろう
美しさの中で
愛への渇望という希望の真実の中で
長い夢が今も残る感情の中で
俺は探し、上りつめた
俺は愛の翼に捕らわれた囚人だったんだ
距離もなく、記憶もない
この孤独の砂の中で
崩れた静寂に捕らわれの身で
光は喜びに困惑し
子供たちがいる夜明けまで決して辿りつかない
俺は目を閉じる、ただ理解するために
信仰が脈打つことのない心で
どれくらい耐えられるというのだろう
美しさの中で
愛への渇望という希望の真実の中で
長い夢が今も残る感情の中で
俺は探し、上りつめた
俺は愛の翼に捕らわれた囚人だったんだ
距離もなく、記憶もない
この孤独の砂の中で