日本では「コーヒー・ルンバ」のタイトルでカバーされ大ヒットしたこの歌は、元は南米ベネズエラで60年近く前に作られた曲です。
多くの歌手にカバーされていますが、ここで紹介するのはスペインのJulio Iglesias(フリオ・イグレシアス)で、日本でも有名ですね。ちなみに彼の息子はこれまた有名なEnrique Iglesias(エンリケ・イグレシアス)。世界有数の音楽親子です。
ちなみに邦題にもかかわらず、実はこの曲のリズムはルンバではありません。誰が一体こんなタイトルをつけたのでしょう。「昔アラブの偉いお坊さんが」というエキゾチックな歌い出しで始まる歌詞は嫌いではありませんが。
原曲の「Moliendo Café」は「コーヒーを挽きながら」なので、コーヒーがテーマの曲であることに間違いはありませんが、歌詞を見れば原曲の持つイメージが日本語版のそれと全く異なることがわかります。
*歌詞中の「zambo(サンボ)」とは南米大陸の先住民と黒人の混血で、現在は差別語という認識が一般的です。
午後が徐々に弱くなり始め
影が再び生まれ出す頃
静けさに包まれた
コーヒー農園にまた聞こえてくるのは
夜の無気力の中で
古い挽き器が奏でる
悲しい愛の歌
愛の苦しみと、悲しみ
サンボのマヌエルは辛さを胸に抱く
夜は疲れも知らず、ただ更けてゆく
コーヒーを挽きながら
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