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Les presento la música latina con una traducción japonesa.

2015年3月31日火曜日

Juanes - Para Tu Amor

いかにもラテン的な、情熱的な歌詞のラブソングです。
映像は、フアネスの故郷であるコロンビアのメデジン(Medellín)でのライブ映像だそうです。
こんなロマンティックな曲に観客の女性たちはさぞかしうっとりと聴き入るのかと思いきや、全員で合唱してしまうのもまた、ラテン的というべきでしょうか。



君の愛のために
ぼくが持っているものすべてを
ぼくの血液からぼくの存在自体をも
ぼくの宝である君の愛のために
ぼくはこの人生全てを君の足元に捧ぐ

ぼくには心がある
君に愛を与えたくてたまらない心
終わりを知らない心
君のために脈打つ心

君の愛のために
別れなど存在しない
君の愛のために
あるのは永遠だけ
ぼくを輝かせる君の愛のために
月と、虹と、一本のカーネーションを

ぼくには心がある
君に愛を与えたくてたまらない心
終わりを知らない心
君のために脈打つ心

こんなに君を愛してる
この感情をどう説明すればいいのか
わからないくらいに
君を愛してる
君の痛みはぼくの痛みなんだ
疑いの余地なんてない
君を愛してる
魂を込めて、心から
君を大切にするよ
これから先ずっと
ぼくの愛を受け取ってほしい
君の存在に、ありがとう

君の愛のために
ぼくが持っているものすべて
何から何までを君に
今持っていないものでも
手に入れて見せるから
ぼくの宝である君の愛のために
ぼくはこの人生全てを君の足元に捧ぐ

ぼくには心がある
君に愛を与えたくてたまらない心
終わりを知らない心
君のために脈打つ心

こんなに君を愛してる
この感情をどう説明すればいいのか
わからないくらいに
君を愛してる
君の痛みはぼくの痛みなんだ
疑いの余地なんてない
君を愛してる
魂を込めて、心から
君を大切にするよ
これから先ずっと
ぼくの愛を受け取ってほしい
君の存在に、ありがとう

2015年3月27日金曜日

Yuri - Maldita Primavera

春がテーマの曲をひとつ。あまり春らしい心が浮き立つような曲とは言えませんが。
タイトルの意味は「いまいましい春」。原曲はイタリア人歌手に歌われていました。80年代にメキシコ人のYuriがスペイン語でカバーして同国はじめラテン諸国で大ヒット。
数年前に、同じくメキシコのYuridiaにもカバーされました。名前が似ていますが別人で、もちろんそれぞれ歌い方も違います。
今年に入ってからはコロンビアのBIPというトリオにメレンゲにアレンジされてカバーされています。



それはつまり、こういうことだったわ
白ワイン、夜、そして懐かしい曲
みんな私をあざ笑っていた
優しい嘘つき
いまいましい春

淫らな夢から何が残るっていうの
目を覚ました時、あなたがいなくなってたとしたら
私の中に、あなたはこれっぽっちも残らない
失望だわ、まるで愛に痛めつけられてるみたい
望んでなんかないのに
あなたのことを考えてしまうの

そう、恋に落ちるのに
またあのいまいましい春がやって来る
なんだっていうの
恋に落ちるのなんか一時間あれば充分よ
いまいましい春が通り過ぎてく
あっという間に
私だけを傷つけながら

あなたが残したもの
それはただのキス、それ以上でもない
誠実には聞こえない愛情
「愛してる」と「愛してない」
たとえ望んでなくても
私のことを考えて欲しいの

そう、恋に落ちるのに
またあのいまいましい春がやって来る
なんだっていうの
恋に落ちるのなんか一時間あれば充分よ
いまいましい春が通り過ぎてく
あっという間に
私だけを罵りながら

あなたのことを愛させて
まるで愛が生きているかのように
たとえ望んでなくても
私のことを考えて欲しいの

なんだっていうの
恋に落ちるのなんか一時間あれば充分よ
いまいましい春が通り過ぎてく
あっという間に
あなたと、私のために

2015年3月22日日曜日

Maná & Shakira - Mi Verdad

前回は古い曲だったので、今日は新曲を紹介しましょう。
私が中米にいた頃、インターネットもテレビもなく、まともなテキストすらない環境で、ラジオから流れる音楽がスペイン語を学ぶ教材でした。なかでもManá(マナ)とShakira(シャキーラ)はいずれも一番初めに覚えたラテンアーティストです。
そのラテンアメリカを代表する大物二組が今年、ついに共演を果たしました。シャキーラの派手さも、マナのロックンロールっぷりも比較的抑えめの、しっとりとした上品な曲に仕上がっています。
「Mi Verdad」は「私の真実」という意味。惚れた腫れたと歌われるだけのラテンのラブソングとは一線を画す、貫禄の二人が歌う大人の曲をどうぞ。



<男性>
唇には嘘がある
肌には嘘がある
嘘があり
そして喜びの時に命を震わせる
恋人たちがいる

<女性>
思いやりのある嘘がある
傷つけまいとする哀れみから出る嘘がある
そして、私たちを本当に傷つける嘘もある

<男性>
甚大な被害をもたらし
何年も真実を隠し続けた裏切りがある
俺はお前の愛の大地に逃げ込もう

お前は俺の愛、俺の喜び、俺の人生の真実
そして俺の腕に飛び込んでくる赤ん坊
お前は俺の安らぎの場所、俺の真実
お前は俺の愛、俺の喜び、俺の人生の真実
そして微笑みによって俺の魂を慰める赤ん坊
お前は俺の安らぎの場所、俺の真実

<女性>
眼差しには嘘がある
タトゥーの入った肌には嘘がある
嘘があり
そして喜びの時に命を震わせる
恋人たちがいる

<二人>
主義主張があり、雄弁に語る者がいる
無慈悲な政を行う無慈悲な独裁者がいる
嘘がある
報道の中に、ネットワークの中に
そして、バルにも

苦痛を傷つけ
何年も真実を隠し続けた裏切りがある
俺はお前の愛のオアシスに逃げ込もう

お前は俺の愛、俺の喜び、俺の人生の真実
そして俺の腕に飛び込んでくる赤ん坊
お前は俺の安らぎの場所、俺の真実
お前は俺の愛、俺の喜び、俺の人生の真実
そして微笑みによって俺の魂を慰める赤ん坊
お前は俺の安らぎの場所、俺の真実

この非現実的な世界で
何を信じるべきかがわからない中
愛しい人よ、お前は俺の真実
お前こそが、俺の真実

お前は俺を導く光
お前は俺を落ち着かせる声
お前は俺の魂を癒す雨
お前は、俺の真実の全て

お前は俺の人生の光
お前は俺を落ち着かせる声
お前は俺の魂を癒す雨
お前は、俺の真実の全て
お前こそが、俺の真実の全て

2015年3月17日火曜日

Violeta Parra - Gracias a la vida

これはただの歌ではありません。チリ社会を動かした民衆の魂でもあります。
1960-70年代、チリでは「Nueva Canción(新しい歌)」という運動が盛んでした。これは音楽の力により社会の変革を目指そうとしたものです。
この運動の先駆けとなったのがこのVioleta Parra(ビオレッタ・パラ)と言われています。
1973年、サルバドール・アジェンデ政権がアウグスト・ピノチェトによるクーデターにより崩壊、その後のピノチェトの軍事独裁政権によってヌエバ・カンシオンは大弾圧を受けることになります。ある歌手は殺害され、またある者は他国へ亡命を余儀なくされました。
(ちなみにビオレッタはアジェンデの支持者でしたが、アジェンデが大統領になる数年前に拳銃自殺により自ら命を絶っています。)
現代の日本では想像することも難しい、このような社会的背景の中では、この曲がいかに民衆の心に響いてきたことでしょう。
この曲はアルゼンチンのMercedes Sosa(メルセデス・ソーサ)はじめ多くの歌手によってカバーされていて、日本でもやはり「人生よありがとう」の題名で紹介されています。



人生よ、ありがとう
こんなにたくさんのものを与えてくれて
私に輝く瞳を与えてくれて
この目を開ければ
はっきりと見分けられる
白の中に黒も
大空の遥か彼方に輝く星も
この群衆の中に、愛するあの人の姿も

人生よ、ありがとう
こんなにたくさんのものを与えてくれて
私にこの耳を与えてくれて
昼も夜もゆったりと聞こえてくる
コオロギとカナリヤの歌
ハンマー、タービン、犬の声、雨音
そして愛するあの人の優しい声

人生よ、ありがとう
こんなにたくさんのものを与えてくれて
私に音と文字を与えてくれて
私が考え、口にする言葉たちを
母、友、兄弟
そして愛するあの人の魂の道を照らす光を

人生よ、ありがとう
こんなにたくさんのものを与えてくれて
疲れ切った私の足に前に進むことを教えてくれて
この足で町を歩き、水たまりを歩き
海岸から砂漠、山から平野を
そして貴方の家、貴方の道、貴方の庭を歩いた

人生よ、ありがとう
こんなにたくさんのものを与えてくれて
枠を揺さぶり震える心を与えてくれて
人間の脳が生み出した果実を見る時
善が悪から遠く離れているのを見る時
そして貴方の澄んだ瞳の奥を見る時

人生よ、ありがとう
こんなにたくさんのものを与えてくれて
私に笑いをくれて、嘆きをくれて
おかげで私は幸福感と喪失感を見分けられる
私の歌を構成する、この二つを
貴方たちの歌、それは同じ歌
皆の歌、それは私自身の歌

人生よ、ありがとう
こんなにたくさんのものを与えてくれて

2015年3月11日水曜日

Diego Torres - Color Esperanza

少し前のネット記事が、スペイン語が主要な言語の中で最もポジティブな言語である(英語による元記事)という結果が出たと伝えていました(同記事によると、もっともネガティブなのは中国語、参考まで)。
アルゼンチンのDiego Torres(ディエゴ・トレス)が歌うこの「Color Esperanza」は、「希望の色」という意味のまさに前向きな歌。エスペランサという単語は響きも意味もかっこいいので、私の最も好きなスペイン語の単語のひとつであります。
4年前の今日、大変な災害が日本を襲いました。私も当時は日本にいましたが、地震の後、どこかのラジオ局のスペイン人DJがこの曲を流していたのを聴き、ラテンアメリカ人のように、困難の時も明るく生きていきたいと思ったのを覚えています。



君の目を見ればわかる
もう歩き疲れてるんだろ
ずっと同じ場所をぐるぐる回って

窓を開ければいいじゃないか
空気を入れ替えるのも君次第さ
楽になるよ
もう一度やってみる価値はある

できるんだって知るんだ、できるんだって望むんだ
恐怖を取り除いて、そして外へ放り出してしまおう
希望の色で顔を彩るんだよ
心で未来を手探りしよう

出発しないくらいなら道に迷った方がいい
トライしないより手探りでもやってみた方がいい
始めることがそんなに簡単じゃないことは
君も知ってると思うけど

不可能なことですら達成できるんだ
悲しみはいつの日か去り
そうやって、人生は変わってゆく

魂が空を飛ぶのを感じられるよ
もう一度歌うことで

できるんだって知るんだ、できるんだって望むんだ
恐怖を取り除いて、そして外へ放り出してしまおう
希望の色で顔を彩るんだよ
心で未来を手探りしよう